
「たくさん使ったほうが、効果もアップするんじゃないかな…?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
わたしもはじめはそうでした。
香りが薄いと、ちゃんと効いているのか不安になったこともあります。
でも今は、〖ほんのり香るくらいのやさしい濃度〗でアロマを楽しんでいます⤴︎
やさしい香りでも、ちゃんと届いてる。
香りがふんわりと優しくても、アロマ(精油)の香り成分は、私たちの鼻の「嗅細胞」から脳にしっかり信号を送っています。
さらに、呼吸やお肌から吸収された成分は、血液にのって体の中をめぐっていくのだそうです。
香りを強く感じなくても、ちゃんと届いている。
人間のからだって、本当にすごいですよね☺︎
たくさん使えばいい、というわけではなくて。
むしろ、アロマをたくさん使いすぎるとこんなトラブルが起こることもあります。
▨ 香りが強すぎて、気分が悪くなることがある
▨ お肌が敏感に反応してしまい、トラブルにつながることも
▨ 自分では香りを感じなくなっても、まわりの人には強すぎることも
⚠︎ 香りは、嗅覚が慣れて「マヒ」していく性質があります。
自分では気づかなくても、知らず知らずのうちに香害(スメルハラスメント)になってしまうこともあるので注意しましょうね。
アロマ(精油)を肌に使うときは、やさしい希釈を心がけて
植物オイル(キャリアオイル)で精油を薄めて使うときは、以下の濃度が基本の目安になります。
▨ 顔に使う場合 … 0.5%以下
▨ 体に使う場合 … 1%以下
肌の状態や体調にあわせて、さらに薄めることもおすすめです。
やさしく、無理なく、自分の心地よさを大切にしてくださいね。
アロマストーンやディフューザーなどで香りを楽しむ場合は、1〜5滴ほどがちょうどよい量です☺︎
\ 詳しくは、こちらをご覧ください /
ちなみに…ラベンダーの研究データから
AEAJ(日本アロマ環境協会)のサイトには、こんな研究データが紹介されています。
ラベンダーの香りについての実験では、「低濃度」の香りの方が、脳の働きが活性化されたという結果が出ているそうです。
作業効率や集中力の向上にもつながったという話も。
もちろん、これはラベンダーでのデータなので、すべてのアロマ(精油)にあてはまるわけではありませんが…
でも、【濃い=効果がある】というわけではないということ。
これは、ちょっと安心できるポイントかもしれません。
わたし自身、香りが強すぎると、ちょっと気分が悪くなってしまうこともあります。
だからこそ、「あっ、いい香りだな♪」と思えるくらいがちょうどいい。
心とからだがふっとゆるんで、ほほえみたくなる。
そんな香りの濃さで、アロマを楽しんでみてくださいね⤴︎